Planned Happenstance 〜プランドハップンスタンスで築くキャリア〜

計画的偶発性理論の実践(2)

クランボルツ博士のキャリア論

「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいものである」

キャリアカウンセラー養成講座テキスト3

計画的偶発性理論の実践(1)では、好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心のそれぞれで思い浮かぶ経験を綴らせていただきました。

今回は、ある経験を通して5つのスキルを辿ってみたいと思います。

新たにいただいた役割

2021年2月、尊敬する山田智恵さん主催のミーニング・ノートコミュニティにて、一つの役割をいただくことになりました。

その役割は「振り返りファシリテーター」と名付けられました。

ミーニング・ノートは、毎日3つのチャンス(心動いたこと)をノートに書き留め、出来事と意味づけを刻みながら、1週間、1ヶ月、1年など定期的に振り返りをし、願いや戦略なども書きつつ、つながりを見つけてチャンスをつかんでいこうというメソッドです。

そのメソッドを実践している方の集まりであるミーニング・ノートコミュニティ内でのイベントの一つ「クイック振り返り会」のファシリテートをする役割が、振り返りファシリテーターになります。

みなさんのチャンス(できごと+意味づけ)を共有するクイック振り返り会。その公式ファシリテーターになれるとは、まるで想像していなかった大きなチャンス=願ってもない仕事が舞い込んできて、とても驚きました。

ミーニング・ノートコミュニティとのつながり

ミーニング・ノートコミュニティに参加したのは、2020年1月。第1期生としての入会です。さかのぼること2018年に偶然受けたノート術セミナー(詳細は下記のリンク先に)で初めて智恵さんに出会いました。すぐさま智恵さんのファンになり、当時、執筆中と話されていた本の出版をずっと楽しみに待っていました。

2018年5月12日 お仕事女子の放課後サロン番外編 チャンスをつかみ人生を切りひらくノート術 を受講しました

ちなみに、セミナーに参加したきっかけは、主催の方からいただいたお誘いメールでした。

セミナー受講後、智恵さんの発信を見逃すまいとアンテナをはっていたため、ミーニング・ノートの出版やオンラインコミュニティが開催される情報を難なくキャッチすることができました。それまでオンラインコミュニティには縁がなく、集団に馴染むのが超苦手な私に楽しめるだろうか・・・との不安は確かにありながらも、それ以上にミーニング・ノートのメソッドを自分のものにしたいという想いが高まり、入会手続きを済ませました。

コロナ禍で良くも悪くも変化が大きい生活。人と会う回数が減って少しさびしく感じていた時期でもありました。そこにコミュニティという新たな居場所ができたら、少しは他者とのやりとりも増えるだろうとの予想は裏切られ、コミュニティ内のオンラインイベントに参加できない日々が続きます。

日曜日のイベントは仕事が重なっている、木曜夜のイベントは子どもの寝かしつけ時間とかぶっている、せっかく入会したのになぁという気持ちのまま3ヶ月が経過し初めての更新がやってきました。

「退会しようかなぁ。」そう思いながらミーニング・ノートを見返しているとき、自分の生活リズムに合わないことばかりに目がいっている私に気づいたのです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが

正解を探すのではなく、自分が選んだ道を正解にする

そんな考えがない、自分を見た瞬間でした。

どのように考えを変え、どう行動したのか

私は、クランボルツ博士のキャリア理論「ハップンスタンス・ラーニングセオリー」の考えが大好きです。大好きと言いながらも何の行動も起こさずに退会しようかと考えている自分に気づき、このコミュニティで自分を満足させるにはどうしたらよいかと考えました。

そして「クイック振り返り会を有志でできないだろうか?」と思いつきます。

どなたか一緒にクイック振り返りをやってもらえませんか?とコミュニティ内で書き込みました。誰も賛同者がないかもしれないなと尻込みもしながら、怖がりながらも事実を確かめてみようとメンバーを募った結果、ありがたいことに賛同者が見つかりました。週に1回、朝の6時半から有志イベントとして1年弱ほど継続することができたのは、自分でも驚きです。

そして智恵さんは、この一部始終をとてもあたたかく見守ってくださいました。

結局、何がチャンスを舞い込ませたのか

「理恵さんがされている有志の振り返り会を、公式の振り返り会にしたい。」

智恵さんからそう言われたときは、本当に驚きしかありませんでした。そして、役割に名前をつけましょうという提案もしてくださったのです。

約1年前、コミュニティを退会していたら、この偶然のチャンスはうまれなかったでしょう。何よりも、有志のメンバーがいなければ続けることさえできませんでした。ときに私が寝坊(いわゆるドタキャン状態)しても「大丈夫〜!」と励ましてもらったり、急性扁桃炎の入院時にもクローズせずに進めてもらったりしながら、とにかく支えられてやってきたことだったからです。

やらされではなく、やりたくてやってきたことは継続となり、やればやるほど楽しめて、大切な場である想いも強くなりました。仲間がいる、困ったときに助けてもらえる安心感など、さまざまなつながりからチャンスをつかむに至ったのだと捉えています。

自分が信じていることを、信じている人

まさか、こんな役割をいただけることになるとは!

という偶然が舞い込んできた(何回も言い過ぎ。笑)2021年のできごとから、チャンスをつかむための私なりの戦略として

自分が信じていることを信じる人のそばにいよう

と決めました。それにはまず自分が信じていることが明らかであることが必要で、ミーニング・ノートを見返せば、それらがたっぷりと詰まっていました。

自分の指針さえわかれば、誰のそばにいるかを自分で選びやすくなります。プランドハップンスタンスセオリーの5つのスキル

  • 好奇心
  • 持続性
  • 柔軟性
  • 楽観性
  • 冒険心

が、より発揮できると思えたのです。

偶然を幸運に変えられる居場所を持とう

確かに、自分で考えて、決めて、行動することで、自分らしい正解に近づいていく実感は今でも持ち合わせています。けれども、その力がうまく使えるところはどこ?といった、環境も同じぐらい大切だと思わされました。

同じ力を持っていても、発揮しやすい場所と発揮しにくい場所があると思うのです。責められる、咎められる、不安が高い環境で、自責だけしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

いまひとつしっくりこない環境で思い悩んでいるとしたら、自分だけのせいにせず、できる限りの環境を変えてみるのはどうでしょう。例えば、お昼に一緒に過ごす相手を変えてみる、何らかの発信を始めて(違う世界の人たちと)交流してみる、どこかのコミュニティに所属してみる、などです。

とはいえ、コミュニティに入ってもイベントには参加できないし楽しくないと、すぐに結果が出ることを求めていた私がいました。きっと、これまで幾度となく"これは正解じゃない"との判断を繰り返し、チャンスを逃してきたのでしょう。

すぐにジャッジしたくなる自分に気がついたことで、判断する前にまずはアクションを起こしてみて、何がどう変わるかを確かめてみようと思えるようになりました。躊躇するときほど楽観性を発揮してみることも、チャンスに近づくあり方だと確信しました。

誰かのお誘いを受けてみたり、初めてのことに挑戦してみたり、行動を起こしてみたりはそこそこできている自分にも気づきました。もう一歩、私に必要なのは継続力=涵養さなのだと、ミーニング・ノートを通じてやっと、やっと腹落ちさせることができました。

「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいものである。」

この先、振り返りファシリテーターという役割をまっとうしながら、さらなる偶然を引き寄せチャンスをつかんでいきたい。この役割は、私にそのような考えを持たせてくれました。

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ミーニング・ノートコミュニティは、体験会と称して無料で参加できる回も設けられています。(※2021年1月現在)気になる方はこちらからチェックしてください!

山田智恵さん主催/ミーニングノート・コミュニティ

ちなみに上記のサイトでは、私も振り返りファシリテーターとして紹介されています。

コミュニティ内で語り合う、みなさんのチャンスのお話はとても刺激的で、とても参考になるものばかり。智恵さんはじめ、ミーニング・ノートの実践者である共通点をもった方々は、あたたかい方ばかり。ともに応援しあえる仲間が集っています。

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改めて、ここまで読んでくださりありがとうございました。

あなたにも、プランドハップンスタンス(計画的偶発性)のストーリーが必ずあるはずです。過去のものでも、想像する未来のことでも、どのようなストーリーでも聞かせてください。もしよかったら下記のフォームから送ってくださいね。お待ちしています!

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