2018年5月 「近未来のセルフデザイン」体験会イベント実施しました(人と会社のリデザインチーム)
人と会社のリデザインとは?
決められた時間に、決められた場所に行き、決められた仕事をする。これまでは、いわば会社が人を動かす時代でした。これからは、人が会社を動かす時代。個が主体となって動き、その集合体として会社が存在する、そんな人と会社の在り方を提案していきます。
- 人と会社のリデザイン(人と会社のリデザインチーム オヤノミカタ松井氏のnoteにリンクしています)
人と会社のリデザインチームが考える近未来とは?
- 働き方の未来2035〜一人ひとりが輝くために〜(厚労省が参集した有識者による懇談会の報告書にリンクしています)
以下、一部抜粋
働き方の選択が自由になることで、働く時間をすべて一つのプロジェ クトに使う必要はなくなる。複数のプロジェクトに時間を割り振るということも当然出てくる。もちろん、一つの会社、一つのプロジェクトに従事する場合もあるだろうが、複数の会社の複数のプロジェクトに同時に従事するというケースも多く出てくるだろう。 その結果、個人事業主と従業員との境がますます曖昧になっていく。組織に所属することの意味が今とは変わり、複数の組織に多層的に所属することも出 てくる。
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さらに兼業や副業、あるいは複業は当たり前のこととなる。多くの人が、複数の仕事をこなし、それによって収入を形成することになるだろう。複数の仕事は、必ずしも金銭的報酬のためとは限らない、社会的貢献等を主目的にする場合もあるだろう。このように、複数の仕事をすることによって、人々はより多様な働く目的を実現することができる。また、一つの会社に頼り切る必要もなくなるため、働く側の交渉力を高め、不当な働き方や報酬を押し付けられる可能性を減らすことができる。 このような働き方になれば、当然、今とは違って、人は、一つの企業に「就社」するという意識は希薄になる。専門的な能力を身に着けて、専門的な仕事 をするのが通常になるからだ。どのような専門的な能力を身に着けたかで、どのような職業に就くかが決まるという、文字通りの意味での「就職」が実現する。
2035年、私はどんな働きをしているだろうか?
個人事業主と従業員の境目が、あいまいになっていくであろうという予測。複数の組織に所属することが当たり前になったり、プロジェクト単位で流動的に人が動いたりする可能性が高まっています。
私は今、現在進行形で「企業に雇用されている働き方」と「フリーランスでの働き方」の2本の柱で活動しています。フリーの仕事が大半を占めていますが、週に一度は所属する組織にも出社しています。
私が公私ともに目指しているのは、多様性を認め合う環境づくり。個性や特性を容認しあって暮らしていきたいと強く願っています。そんな社会をつくる、と言ってしまうと大きな話になりますが、自分の周りから環境を整えていこうと考えると、私にもできることがたくさんあるはずです。
障がいがある人もない人も、子どもがいる人もいない人も、結婚している人もしていない人も、働いている人も働いていない人も、介護をしている人もしていない人も、どんな人も、きっとそれぞれが感じる何らかの壁があるのではないか?と想像するからです。
より多くのコミュニティに出会えるフリーランスの働き方は、その気持ちをより多くの場面で発信できることにもつながっていきます。そして、一つの組織に縛られるより、いろいろな業態・業種を経験できることは、それだけ自分の視野も価値観も経験もスキルも広がっていきます。私にとって、それはお金には変えがたい報酬となっています。
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仕事ありきの働きではなく、人ありきの働きに移行していくと考えると、今よりもさらに自分の魅力を自覚できている私でありたいと考えます。その魅力とは、特別なものではなく「自分らしさ」や「ユニークさ」という認識です。私はこう言う人間だから、私はこれができてこれができない人間だからと自分自身を決めつけることのないよう、変化していく自分をその都度キャッチすることが、私が私にしてあげられることだと考えています。
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そこで、今回は「ユニークな自分を発見しよう」というテーマにて、30分間の体験ワークショップを実施しました。
主な内容は、人と会社のリデザインの考えを聞いていただき、そこから気になるフレーズを書き出して、なぜそれが気になったのか、そのフレーズから連想される自己の経験は何か、を書き出し、語っていただく流れです。
想定している本番では、そのあと各々がフィードバッグしあい、自己探求を深めるという内容になっています。
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同じ話を聞いたとしても、その話から何を感じ取ったのか、どう考えたのか、どのような行動につながっていくかは人それぞれ。普段は、体験と経験の違いを意識せずに過ごしていますが、偶然出会った初めましての方々に自己を語り、また他者の語りを聴くことによって、自分を見る目が養われるのは間違いありません。いろいろな役割で蓋をしている感情に目を向けることができるのも、こういったコミュニティで語り合うメリットです。
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たとえば人は毎日、服を着ます。その「着る」という行為は同じでも、選んでいるものは人それぞれ。素材が良いから、着心地が良いから、色が気に入ったから、形が気に入ったから、このブランドが好きだから、機能性が高いからなど、選び方はバラバラです。
それは経験にも置き換えることができます。同じような体験をしても、そこから生まれる経験は人それぞれ。
そして、出来事そのものは変わらなくても、人によっての意味づけは、その後の行動によって大きく変化していきます。
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私は、当たり前に違う価値観を認め合える環境で暮らし、仕事をもちたい。そんな想いとともに、このリデザインチームで自身の主体性を発揮していくつもりです。