2019年10月〜11月にかけて男女共同参画リーダー養成講座を受講しました
夫婦間のコミュニケーション
〜男女共同参画リーダー養成講座を受講して〜
10月末から11月末までの毎週水曜日・計5回にわたり男女共同参画リーダー養成講座を受講しました。
子どもと図書館に行ったときに見つけた参加者募集のチラシ。講座は夜間の18時半から20時半まで。無理だな・・・と思いきや、よく見ると託児つきで申し込むことができました。結果、託児を申し込んで受講したのは私だけ。マンツーマン託児が気に入ったのか、子どもは水曜日の晩が待ち遠しいほど楽しみで、毎週、機嫌よくついてきてくれました。
講座に登壇されたのは、フェミニストカウンセリング堺カウンセラーの杉本さん、NPOフィフティ・ネット代表の森屋さん、NPO法人いくの学園理事長・弁護士の雪田さん、男女共同参画センターの瀧口さんという講師の面々。
その中でも男性側の目線でお話してくださった一般社団法人ホワイトリボンキャンペーン・ジャパン共同代表・関西大学教授の多賀太さんの内容がとても記憶に残っています。
多賀さんは、男性にとっての男女共同参画について、
「男性中心に作り上げられてきた社会のあり方自体の問い直し と 男性個々人による男としての人生の問い直し を必然的に伴うのだ」
とおっしゃいました。
それは、男性が失ってきた十全な人間性の回復をもたらすのではないか?という問いかけもされました。
うん、そうかもしれない。夫も家事・育児と仕事の狭間で葛藤や悩みを持っている。夫も私も気づいてはいるけれど、人生を問い直すことがあまりにも大きくて、あえてそこに触れないようにしているのかもしれない。そんな気持ちになりました。
女性の安全や地位向上が、男性の安心にもつながるのだとしたら?男女共同参画が女性の活躍推進だけではなく、男性の生きづらさの解消にもつながるのだとしたら?・・・と想像してみるものの、目の前にある男性中心の社会の中で、私も夫も生きていくのだと再び肩を落としてしまうのが正直なところです。
だからといって、できることがないわけではありません。私は自分の仕事を通して、アンラーニングする大切さを知りました。身近な人とのコミュニケーションは何があっても諦めたくないし、自分なりに工夫していきたい。お互い尊重しあって生きていきたいと。その流れの中でできることが必ずあると信じています。
男女共同参画というキーワードで学ぶと私が行き着くところは常に、夫とのコミュニケーション。
外で刺激をもらうと、家で優しくなれる私がいます。それはほんの少しかもしれないし、ただの自己満足かもしれません。それでも、こうして学ばせていただけること自体がありがたく、感謝の気持ちが芽生えることで、またがんばろうと思えるのです。
大人になってからの学びは、得るものがたくさん。
でも、注意すべき点が一つ。新しい学びに価値を感じると、それを他者に押し付けがちになることがあるのも事実。せっかく広がった視野を別の形で狭めてしまわないよう、新たな学びを深め続けていきたいです。